服好きな大学生の僕の手記。

「 デンジ君 ホントはね 」(日記11月)

もう12月でしたね。

書く事が多いので、この記事では自分が読んだ本やアニメなどの事を書こうと思います。

カードキャプターさくら

実は「カードキャプターさくら」を見た事が無かったのでとりあえずクロウカード編だけ見ました。とにかく映像が可愛い。

僕はアニメの感想をまとめる日記兼ブログをやっていますから、色々と考察したりウケ狙いしたりオタクっぽい楽しみ方をしていますが、アニメとは本来絵のキャラクター達が何か動いてて可愛い。ぐらいのハードルの低さで観てもいいのです。ストーリーを全く理解していなくても良い。

昨今はSNS等のメディアによってオタク達のユーモアがフォロワー数によって可視化されたことで、深い考察や面白い解釈などがオタク達のワナビーとなっています。

僕もそういうのは好きだし、もっと作品を楽しみたい人が最終的にたどり着く場所だと思っています。でも、そういうものに憧れて”人から尊敬される為”に何かを消費する行為は、継続するのが苦しいです。最近はそういう事を考えています。

CCさくらの話に戻りますね。映像美というか、色が可愛い。キャラクターの表情が可愛い。もうそれだけで見ていられる。

主人公さくらのコスチュームはこの黒髪の友達(知世ちゃん)が作っているのですが、それが毎回可愛い。というか結構長いアニメなのに私服が毎回違うし、知世ちゃんが可愛い。品行方正、才色兼備、おだやかな物腰、実家が金持ち、ブルべ冬、時に子どもらしい。何より、カードキャプターとなったさくらに一切の嫉妬も抱かず、さくらの幸せを取り繕いもなく願っている、真の優しさを持つ博愛の女の子です。

僕にも女子小学生時代に知世ちゃんに憧れていた過去がある気がしてきました。

『すずめの戸締り』

『すずめの戸締まり』場面カット|写真17

やっぱり新海誠監督は優しい人なんだなと感じる映画だった。

良くも悪くも人間の善性を信じていないとこんな映画描けないよ。すごい。

僕は批評というものをあまりしたくないのですが、(というより良い悪いの二元論で何かを語りたくないし、めんどうな人に絡まれたくない)もう少しキャラクターを深く掘り下げてほしいな、とは少し思ったかな。たぶん詰め詰めで時間が足りなかったのだと思うけど。

相変わらず空の描写がとても綺麗で、東京にミミズが落ちそうになる時は、神秘的なBGMと相まってぐっときた。それだけでもう映画館代以上の価値はありました。

新海作品の敵というか起こりえる問題は全て大災害とか、超自然的なものが多いですが、今回は意図的に3.11を彷彿させる描写が多くありましたね。

そして自然の化身としてのダイジンが良い。作中すずめがダイジンを好きになったり嫌いになったり、ダイジンに対しての感情が大きく揺れ動くのですが、ダイジンの方は無邪気に無垢に一切の濁りや卑しさもなく、すずめに接する。すずめが怒っている事もわかっていない。

人々がコントロールできないもの、自然に対して、神秘を感じたり、恐怖を感じたりする人間らしさを感じて良い。

最後の方、過去にすずめが逢ったことのある女の人は、扉をくぐった未来の自分であるという事が判明しますが、それもとても配慮がある。3.11を意識した作品に死者が出てきてああだこうだと解釈を垂れるのではなく、あくまで死者は話さない。語るのは未来の自分であり、『すずめの戸締り』は、生き残った僕たちの為の映画だと感じますよね。

改めて国民的な監督になったなと感じる。嬉しくもあり、どこか寂しい。新海誠が好きな人の中には、新海誠特有の良い意味での気持ち悪さが漂白されたようで嫌だと感じている方もいるようですね。

僕は映画館で友達と見たのですが、一緒にいた友達が「野田洋次郎は、すぐ相対性理論とか言うからよくないw」と半分冗談で言ったので「俺は逆に野田洋次郎が未だに相対性理論とか言ってるのはすごいと思った」と返しました。

アラフォーになっても世界と女の子を天秤にかけようとする気持ち悪さこそ、彼の良さだよ。という意味で言ったのですが、後日その話を別のRADWIMPSが好きな友達に話したら、

「いや、野田洋次郎は丸くなったよ。昔なら”恋は革命でも焦燥でも天変地異でもなくて君だった”なんて言わなかった。革命も焦燥も天変地異もすべて恋だと思っていたよ。俺はもっと暴れまわっている野田を観たい」

と言っていて、色んな意見があるな~と感心しました。

チェンソーマン』

うっはwwwwwwwwwwwwアホやこいつらwwwwwwwwww

というテンションで観てました。こういう昔のニコニコ動画のようなアホやwwwwwみたいなユーモアを忘れたくないですよね。

僕の感想だとアニメは原作よりキャラ愛が強めな尺をしているなと感じました。おそらく作り手のタツキリスペクトがすごいからなのかなと。そのせいで原作の藤本タツキ先生のキャラへの愛着の無さみたいなのが際立って面白いけど。

ちなみに僕はレゼ編が一番好きなのですが、そこは映画でやるのではないかと思っています。そうなると嬉しいな。EDで一番好きなのは『first death』ですかね今の所。『刃渡り2億センチ』も良かったけど。特に映像が良かった。

チェンソーマンは普通にグロ描写が多用されてるんですけど、不快じゃないんですよね。そこが良い。監督もスプラッタにしすぎないという事にこだわったみたいですし。

なぜかサブカル人気が強く芸大の斜に構えたやつが好きなアニメみたいに評価されがちなチェンソーマンですが、別に教養もなしにからっぽで観れるアニメなので、もっとお気軽にみんなに見て欲しいです。