服好きな大学生の僕の手記。

2020夏アニメの感想を今更ながら書くけど、みんなはどうする?

どうも、夏休みが終わり憂鬱な僕です。

夏にアニメを見まくったので、その感想を書いていきたいと思います。友達にオタクがいないのでそんなもの書いてもあまり意味がないんですが、

「⚪︎⚪︎君が面白いっていうなら私も見るよ」

という僕のことが大好きな幼馴染の美少女がどこかにいるのかもしれないので書きます。(初めは「めちゃくちゃオタク趣味の女の子って可愛いよな。」と思っていたが、そんな僕の言葉を聞いて、自分もオタクになろうと奮闘する彼女の”健気さ”が、実際オタクである、という事実よりも何倍も可愛いと気づかされる、みたいなそういう展開いいですよね。)

なお、例のごとく独断と偏見による評価となりますが、この記事では基本的には悪いところは書きません。優しいオタクなので♪♪

『魔王学院の不適合者』 

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主人公の魔王 アノス・ヴォルディゴード

アノス様かっこいい!!

となるアニメ。でも、本当はレイ・グランズドリィ君が好きです。(小声)

話のテンポがめちゃくちゃ早かった。主人公のアノスが戦闘力が高いことだけでなく、時間操作、過去改変、死者の蘇生となんでもありで、アノス様がなんとかしてくれるという安心感が半端なかった。(同じ時期にやっていたSAOで同タイプの主人公キリト君は要介護状態だったのですが。)

人間ってどちらかを助けなきゃいけない、みたいな選択をせまられる状況ってあると思うんですけど、アノスは全てを助ける。常に最善、全てを叶えるわがままな男、かっこいいぜ。「俺の答えは...両方救うだ」

個人的に、サーシャが手紙を落とした時、それをアノスが拾うシーンの

「ありがと」

「なに、何度でも拾ってやる」

というセリフが好きです。こんなん言われたら、勘違いしちゃうよ。わたし。

デカダンス』 

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「世界にバグは、必要だ」(カブラギ)

設定が少し複雑です。僕は馬鹿なので、設定を飲み込めるまで ??? と思って見ていました。

まずキャッチコピーから好き。”生きる世界は自分で決める”

細かいことを言うとネタバレになるので言えませんが、世界のシステム、絶対的ルールに抗うという内容で、ヒロインのナツメは”世界”からバグと呼ばれています。

7話のいつも明るいヒロインのナツメが弱音を吐くシーンと、カブさんが世界が間違っていることを確信するシーン「...俺が 全部ぶっ壊してやる」の展開は胸熱でした。

オタクはたった一人の女の子を救うために全世界を敵にするのが大好き。女の子の涙は世界より重いんだよ。

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デカダンス』の世界はSFで描かれているわけですが、作中で出てくるサイボーグのための娯楽施設が出てくるのが面白い。サイボーグってそもそもサイボーグ(または人類)の繁栄や存続を目的として人間に作られたものであり、そこに意思が芽生えたらそれはもはやサイボーグって呼べるのかな?

種の発展をプログラミングされて生まれたものが「サイボーグもたまには息抜きぐらいほしいよね」みたいな事考え出したらそれこそバグでしょ。もしかしたら人類もそういうDNAのバグで感情というものが形成されていったんかな。みたいな事を考えていました。

つまり感情はバグです。僕から痛みと悲しみの感情だけを取り除いてください。

『宇崎ちゃんは遊びたい!』

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夏休みの終わりを悟り絶望する宇崎ちゃん

IQを5ぐらいにしてみる枠。

宇崎という名前でここまでうざい性格になれる花ちゃんのメンタルすごいな。

ぼっちな先輩にヒロインの宇崎ちゃんがちょっかいをかけるというラブコメです。

ちなみに、主人公の桜井は、身長180cm、高校時代水泳部、やや細身ながら筋肉質、目つきは悪いがイケメンで、目上の人に礼儀正しく、人格者、少し鈍いところがありそこがまた可愛い、というド級のハイスペック人間です。

なので、オタクが”なぜか”モテるハーレムものと違い、モテるべくしてモテている人間なのがいいですね。オタクに絶対感情移入させないという強い意思を感じる。僕らはあくまで、宇崎ちゃんと先輩の微笑ましいやりとりを見守るだけの観測者でしかないってことなんだね。そしてエンディングの虚無感がさらにそれを加速させる。

 

11話で、シリアス展開に入りそうな終わり方から次週へ...となったので、毎週の癒しが奪われた悲しさで、その一週間は料理の味がしませんでした........嘘です。

個人的に宇崎ちゃんの母親である宇崎月さんが好きです。大人しくて癒し系の母親だが、実態は作中トップクラスでやばい人なのがいいですよね。

 

あとYouTubeにあがっていた公式のマリカ動画が、やたら原作に沿った高クオリティでウケます。

youtu.be

 

『天晴爛漫!』 

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GM社員のメガネ、苦労人でいいよね

このキービジュアル、クレイジーTJが絶妙にイキっていておもしれぇ。このアニメを全く知らない人が見ても「こいつがクレイジーTJなんだろうな。」と一発でわかる風格たまんねぇぜ。

さっき書いた『デカダンス』が、「世界をぶっ壊してやる」だとしたら、こっちは「俺はこの世界でどこまでいけるんだ?」みたいなワクワク感がある。抽象的だけど、伝わってほしい。

時は明治、日本の港町に住む天才カラクリ技師の空乃天晴が、これから相棒となるお目付役の一色小雨と共にアメリカ大陸に行き、ロサンゼルスからニューヨークまでのアメリカ大陸横断のカーレースに参加することとなる......←もう面白そう。

基本的に車でのレースがメインと思っていましたが、別にそんな事もなかったです。

特にキャラクターデザインがめちゃんこ良かったです。割と登場キャラクターが多いのにマジで全員わかる。あれ?こいつなんだっけ??みたいなのが一切ない。ファッションから髪型まで凝られてるなぁって感じました。もちろん僕はクレイジーTJが好きです。

全然関係ないんですが、この前友達とシーシャに行った時、横のビリヤード台にいた社会人男女集団の男の人が

「here we go!!!!!!!!!!」

って言いながら球をショットしていて、めちゃくちゃ元気な人だなと思っていたのですが、もしかしたら天晴爛漫の狂信的なファンという可能性も捨てきれないですよね。

 

『Re:ゼロから始まる異世界生活』 

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自慢げなエキドナ

僕はアニメでエキドナを見ることが小さい頃からの夢だったので、それが叶ってとっても嬉しいです。

リゼロは本当に書きたい事が山ほどあります。

まず、29話「親子」はまじで泣いちゃいました。

スバル母の「大事なのは最初でも途中でもなくて最後。でも、結果が良ければ全て良いわけではない」というセリフはとても印象的です。

死に戻りという権能のあるスバルは、何度間違ったとしてもやり直し続ければ最後は自分の望んだ結果を選ぶ事ができる。でも、一番良い結果が出る過程で傷ついたスバルの心まではやり直しする事が出来ないんですよね。

なんでもかんでも死に戻りして、スバルだけが傷つけばいいわけではないという、それは今後のアニメの展開で重要なテーマの一つとも言えるのではないでしょうか。

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ベティ

そしてベアトリス。金髪ツインドリルのロリです。

性格は無愛想でツンケンしているが、なんだかんだでスバルの面倒をみてくれる優しいやつ。個人的にリゼロ2期(聖域編)は成長の物語でもあるな、みたいな事を思っていて、スバルやエミリアだけでなく、ガーフィール(ついでにロズワール)までも心に少しづつ変化が生まれます。

その中でも、ベアトリスの成長が本当に好きで、早くアニメでみたいと思っています。36話「死の味」でのベティの叫び大好きです。「くそ!俺なら、ベティを1番にしてやれるのに...」と歯がゆい想いをしたオタクは僕だけではないでしょう。意地っ張りでも本当は人一倍寂しがり屋のベア子 Ka☆Wa☆I☆I

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攻めに弱いオットー

そしてオットー・スーウェン。今季のヒロインです。

ほらみて?完全にメスの顔です。

 

ただでさえ、先の見えない暗闇のような展開が続く聖域編、伸ばした手は見えず、叫んだ声は暗闇に溶けていく。そんな暗黒の世界に差した、僕らを導いてくれる一筋の光、それがオットー・スーウェンその人です。

 

オットーが活躍する32話「ユージン」もかなり好きな回の一つです。

スバルはこの時、何度も死に戻りを繰り返し、エキドナ、ガーフィール、ロズワール、ベアトリスなど、信用していた周りの人間への不信感を募らせていました。

そして監禁状態に陥ります。早く抜け出さないとループ地点が上書きされ、誰も救えなくなる。しかし、頼れる人間はいない、という状態で自暴自棄になりかけていたところをオットーに助けられるんですよね。オットーが助けに来た理由は...

 

ユージンだから。行商人で交渉のプロであるオットーが何の見返りや打算なく、スバルを助ける。友達だから。なんてシンプルな理由なんだ、取り繕いも飾り立てもない優しさ。ほんと好き。

多分、スバルがいなくなってから数日、ずっとスバルに思い馳せていたんだろうな。疑心暗鬼になっていたのは、スバルだけでなく視聴者のみんなもそうで、レムという心の支えがなくなったスバルや視聴者の荒んだ心を癒すオアシス、それが今季のオットーといえるのではないでしょうか。

戦闘ではあまり活躍ができないけど、スバルのメンタルをささえる役割はきちんと果たす。これヒロインでしょ。