暇すぎるのでカルボナードフラマンドとかいう料理作ります。
次点でバインミーというベトナム料理を極めようかと悩みました。
突然ですが、他人の家で出てきたらテンションの上がる料理といえばなんでしょうか。
やっぱりあれですよね。
2個上の彼氏とのデート。夕方から古着屋やゲームセンターで遊びつくした後、家の近くのコインランドリーで他愛もない話で盛り上がって、将来の不安とか、社会の事なんて一切考えず、そのまま彼氏の家で安い缶チューハイ飲みながら、深夜1時、ほろ酔い状態で手を繋いで行ったコンビニの簡単な材料で彼氏がパパッと手際よく作ってくれたチャーハンですよね。
僕の場合は食戟のソーマに出てくる食べ物が良いです。食べた瞬間
んぎゅぅ!!!!!!!!って言っていきなり全裸になったらうけそうだし...
上の二つには劣るのですが今日はカルボナードフラマンド(牛肉のビール煮)というベルギー料理を作ります。
この時、赤みが強い牛肉を使う場合は牛脂を使うとパサつかずおいしくなります(真面目な解説)。しっかり両面焼いて、メイラード反応を起こしましょう。
僕はこれが食べたすぎて、近くのスーパーにダッシュして買ったので、少し赤みが多い肉を使っていますが、できれば筋の多い肉を使いましょう。
突然ですが最近、SAOシリーズを全部見ました。
僕の一番好きなシーンは、2期23話マザーズ・ロザリオ編のアスナが初めて母親と向き合うシーン。
今までは、仮想世界での自分を隠していたアスナが始めて自分の母を仮想世界へ招待する。
個人的に、いつも強気で弱みを見せなかったアスナ母が、アスナ本人からはじめて自分の想いや本当にやりたい事を打ち明けられ、涙を流した後ごまかすのが良いです。
「ちょっと、なにこれ、私はべつに泣いてなんか。」
ゲームのせいにしようとするアスナ母
「母さん、この世界では涙は隠せないのよ。泣きたくなった時は誰も
我慢できないの」
と、言われ
「不便なところね。」
ともう一度涙を流しながら、言うシーンがたまらなく好きです。
SAO関連で言うとこれはよく考えるのですが、
もしAR技術が発展して仮想現実での自分の容姿が自在に操れる状態にある場合、オタクのおっさん達は次々に美少女化していき、現実の女性を性的に見る必要がなくなりますよね。
おっさん達が美少女となり萌え合う事により、水商売はなくなり、そういうところに流れていたお金が全てAR技術の発展のために使われる世界線があっても良いと思います。
週末の歌舞伎町の排水溝みたいになっていますが、これでOKです。
ここで入れるビールは、アンバエールビールという黒ビールが本当はオススメです。僕は貧乏人なので普通のビールですが...
そこに色々調味料やスパイスをぶち込んでいきます。
ここでキャトルエピスというフランスのミックススパイスを入れるのですが、そんなものは家にない...という事で、スーパーに売っているスパイスを入れていきたいと思います。
クローブ、ジンジャー、ナツメグ、バルサミコ酢、ディジョンマスタード
小麦粉、ローリエ、黒糖をいれます。(分量はお好み)
この時マスタードは辛さが控えめのものを入れましょう。
僕の大学マジで8割ぐらいの人間がテラスハウスを見ていて、会話の話題がそればかりになりがちなので、僕もついに重い腰をあげ1番見やすいとされるハワイ編を見始めたのですが、開始1時間で共感性羞恥心が高まり断念しました。
というか、歴代出演者プロサーファー多すぎ。プロサーファーが1番モテる世界線怖い。もっとずっと家にいてモンハンしている奴とか欲しい。狩ったティガレックスの数とかでマウント取ってて欲しい。
ちな俺は49頭な。
ここまできたらもう少しです。(20分くらい煮込みました)
小麦粉はとろみ用なので片栗粉の方がいいかもしれません。おしゃれぶって直接いれるとだまになりやすいので、気をつけてください。
味が複雑な食べものはだいたい美味い。
『この料理考えたやつ天才グランプリ』がもしあった場合、僕はカレーを押します。それはもちろん、美味いからという理由もあるのですが、なんでこんなもの考えついたんだよ...という芸術点的な理由もあります。
トマトソースに、その辺の木の皮や匂いのする根っこを粉末状にして入れて肉や豆と一緒に煮込んで食う。という発想がマジでぶっ飛びすぎ。インド人すごい。すごすぎる。インドカレー屋のナンがでかすぎるし、ラッシーの量が多すぎる。いつも身内のインド人達とパーティーしている。外出自粛してくれ。でも元気に店は続けててくれ。
しかもカレーは奇抜さと実力のバランスもしっかり取れている。ただ過激な事をして注目を集めているんじゃなくて、人気に裏づけされた実力も兼ね備えているの完璧すぎ。
ここで味見をして、味が薄ければ塩で味を整えましょう。
パスタを茹でて盛りつければ
完ーー成ーー!!!!
ちなみに付け合わせはパスタよりフレンチフライが一般的らしい。
味はというと、肉がなんかほろほろとしていて、バルサミコ酢の酸味が効いていて、なんかめちゃくちゃ難解な味がする。でも確実に美味い。食べ物の感想を言語化しようとしても無駄だ。美味いもんは美味いです。
別になんでこんな料理を作ろうかと思い立ったかというと、おもしろいかな。と思っただけだ。料理がうまくなりたいという向上心なんてないし、自粛期間を有意義に使おうなんて大層な事は考えていない。
そんな事ってほんとはどうでもよくて、ただ友達と変な料理作って、変な味だねって誰かと笑い合いたいだけだ。
まぁしっかり作っちゃった分しっかりめちゃくちゃ美味い料理が出来上がっちゃったわけなんだけど。
最近大学が始まったっていうのに、オンライン授業で生活の変化は起こらないし、アニメを見ている時しか表情筋は動かないし、ただなんとなく生きていると漠然とした虚無感が襲ってきて、美味いものとアルコールがないとやっていけないんですよ。自分を騙すのだけは本当にうまくなりました。22歳。拳で語り合えない年齢。
ただ最近、家の近くの薬局のお姉さんの(多分イエベ)バッチバチなオレンジメイク?みたいなのがやたら可愛くて、マスク越しにほんの少しだけニコニコしました。
クローブというスパイスは知っていても、実際の味を知っている人は少ないと思います。ファブリーズで煮詰めた枯れ枝みたいな味です。これはほんと。
食事。という娯楽は本当にすごいなと思います。音楽なんかよりずっとわかりやすい。
人間はそれだけは毎日欠かさず絶対にやるし、なければ死ぬ。ノーミュージックノーライフなんて言っているやつも、食わなきゃ死ぬ。8日とかで死ぬ。音楽で腹は満たされないし、どんなに悲しくても腹は減るってノッキングマスター次郎が言ってました。
春だというのにちっとも浮かれないけど、今日から僕の得意料理はカルボナードフラマンド。