服好きな大学生の僕の手記。

ラブライブフェス 感想メモ

先日、ラブライブフェスを見に行きました。(1)

そこで中学生のころから大好きで憧れていたアイドルのライブを初めて見る事ができたので、その感想メモを書きます。(大前提としてめちゃくちゃ楽しかったし最高でした。ただ当たり前のことを書いても意味がないので、思考メモとして書きます。)

(1)まったく関係のない話だけど、ライブに”参戦”するという表現は、日本語の曖昧さを顕著に表していて好き

 

ラブライブの事を知らない人間はこのブログを読むような人に、もうさすがにいないと思うけど、完璧に理解している人間も珍しいのでまずは簡単に説明します。

wikipediaによると正式にはオールメディアプロジェクトと言うらしいんだけど、簡単に言えばテレビアニメ、マンガ版、アプリゲームの世界が繋がっていなくて、全てIFストーリーになっている。そしてそれが全て”原作”扱いになっていて、そのコンテンツの総称をラブライブシリーズと呼んでいるという感じ。

アプリやアニメに若干の差異はあっても基本的なストーリーは、高校生である主人公達グループが学校のアイドル(スクールアイドル)になって、スクールアイドルの全国大会ラブライブ!で優勝するために奮闘する。その過程でのキャラクターの成長や葛藤を描いているのです。

自分で書いたけどこれ別に説明しないでもよかったですね。(実際のところ、アニメ勢がほぼ大半を占めると思うけど、メディア全てが原作であるという心は忘れないでいたいね)

μ'sの参加について

μ'sがまたライブする事に対して、ファンのみんなは色々思う所があると思う。

「え?普通に良くない??またあの9人が見れるんだよ。」

という優しいオタクには本当に悪いが、これって結構難しい所だというのが本音だ。

ファイナルの時にμ'sが解散していたという気持ちはないし、うっちーが言及していたように復活という事ではなくて、「また会えたね!」という感じなんだろう。

ただμ'sはファイナルライブの終わりまで、一環として「今が最高」というメッセージ性をもってライブをしていたし、アニメ2期において河川敷で叫んだシーンとリンクさせて、その終わりある儚さがエモかった という意見も頭ごなしには否定できないとも思うのだ。

「キャストのみんなだって忙しいし、ラブライブシリーズに前以上に時間を割けないのは明白で仕方がない事だから、粗がでるくらいなら自分の中だけで永遠でいてほしい。」というオタクがいても良いとは思う。SUNNY DAY SONGをやってほしいという意見やA-RISEにも出てほしい等の意見も、物理的に厳しいと思う。TOKIMEKI Runnersはやってもいいんじゃないかとも少し思った。)

 

ただ僕的には、μ'sの参加はとても嬉しくて、僕はシリーズ通してμ'sもAqoursも虹ヶ咲も大好きなので、その絡みが見れた事だけでも嬉しい。当時中学生だった僕はμ'sのライブに行けなくて、一生μ'sが見れない事が悲しかったし、そういう僕のような人間にとって、ラブライブフェスはとても救済になった。

個人的には、μ'sの伝えてきた事と今回のライブが矛盾しているとも思っていない。「今が最高」を歌ってきたμ'sだけど、それと同時に「さよならは言わない」とも歌っていたのもまたμ'sなのだ。

それこそ、「あの時のファイナルライブを汚してほしくない」という考えは、「今が最高」を歌ってきたμ'sと矛盾しているとも言える。(まぁこれは一休さんのとんちみたいになってるけど)

ただ、僕がまだ中学生だったころのラブライブと今のラブライブは変わった、というのはそこに優劣はないにしろ変わったのは事実だと思う。

こういう問題はセンシティブで感情的になりやすいし、答えが曖昧すぎるから荒れがちだ。答えは自分の中にしかないというか、解釈次第でどうとでもなる。

だからこそ、相手の明らかに悪い点を非難して、「これだからμ's原理主義は」とか「サンシャイン新規はやる気がない」とカテゴライズし、一概に全て非難するやり方は見ていてモヤモヤする。

人間の考えはもっと複雑だし、感情的になる事もどうしてもあるので、どんなに失礼で喧嘩腰の人間でも冷静に真摯に接する事で、意見は違くても相手を尊重できるのではないかと思う。

そしてそこで重要なのは、自分は冷静で建設的な議論ができるという慢心ではなく、なるべく相手の意見も筋が通るように再解釈して、もう一度自分の意見を再考する事なんじゃないか。それが優しさなんじゃないかと思います。

僕は公式じゃないし、ラブライブ界隈がどうなろうとあんまり知ったこっちゃないし、人に何かを求めているわけじゃないんですが、ただモヤモヤしている人が少しでも納得できればいいなという思いで書いています。

「みんなで叶える物語」であるラブライブシリーズだからこそ、こういう悩みは大事だし、Aqoursの5thライブで虹がかかるし、スノハレオレンジが美しいんだと個人的に思います。(だからこそ初期ライブとの差異にモヤモヤするのだろうけど)

届かない星だとしても

セトリを改めて見直しても、明らかにこの曲を選んできたという事に公式の意図を感じます。歌詞抜粋。

憧れるってステキだよ?

とにかくぜんぶ真似したい

この曲をラブライブフェスで選曲したのは、μ'sを意識しているっていうのは明白で、スクフェスのタイトルネームカラーがμ'sのメンバーカラーになっている事も話題になりました。(星をイエローにしてるのお洒落だにゃー)

個人的にラブライブフェスで1番光った曲だと思っていて、歌詞から読み取れるのはAqoursのμ'sに対しての憧れと、何かの始まりの歌だと解釈しています。

届かないって決めないで

手を伸ばせ!それから悩め!

両日ともにこの曲からAqoursが始まり、その後自分たちの曲をやる光景が、μ'sに憧れてスクールアイドルを始めたAqoursが、その後自分たちの輝きを見つけたというアニメの展開と被りました。(さすがにそれは深読みしすぎだと思いますが。)

1日目と2日目でAqoursとμ'sの順番が変わった事も、そういう運営の意図があるにせよないにせよ、同じ景色が見れるところまできたんだと感慨深くなりました。

このラブライブフェスという舞台で、ただでさえユニットが多くて少ない時間を、他のLIVE映えする人気曲を削ってまでもこの曲をやるというのが、何というか”粋”ですよね。運営、ありがとうを君に。

A song for you! you? you!!

フェスとは関係ないんですけど、新曲についても書きます。

作詞は安定の畑さんで、作編曲は高田さんだ。なんというか、間違いないねという感じ。

全体的にかつての曲を彷彿させるようなアレンジがされていて、前奏でのギター(ぼららら)とか、デデデン(moment ring)とかね。それが集大成という感じがして好き。正直、μ'sから僕たちに伝えたい事はもうないんだと思います。

だけど、曲を作らないといけないという事での(メタ的)今度は僕らからあなたへ。という舵をきった感じ。

これは勝手な解釈なんだけど、タイトルのyou!you?you!!は、わざと単語を繰り返して、同じ単語でも言う人や聴く人によって意味が変わってきたり、感情の移り変わりを表現している。それこそ同じ事を言っていても、ラブライブシリーズを応援してきた人だからこそ感じれるエモみがこの曲にはあって、だからこそ「君にはもう伝わってるね」なんだろうなと考えたりしました。

これは2期の「もう全部伝わってる」という穂乃果の発言や、フェスでえみつんが言っていた「何もいう事はありません」に繋がってくるのかなぁなんて。

 

他にももっと書きたい事はやまほどあるんですけど、(虹ちゃんの事とか)

ただメモしたい事はメモできたので終わり。